臍ヘルニアとは?

こまねこちゃん

こまねこちゃん
たよいぬくん、臍ヘルニアってどういうものなの?
たよいぬくん

たよいぬくん
一般的にでべそと言われている「臍ヘルニア」と「臍突出症」の2つのうちの「臍ヘルニア」のほうだね。解説しよう!

 

そもそも臍ヘルニアってどういうものをいうの?

臍ヘルニアは、へその緒がとれた際に、へそが飛び出してしまい、でべそと似たような状態になってしまう病気をいいます。

余った皮膚が飛び出すでべそに対し、臍ヘルニアは腸や腹膜が筋肉の隙間から飛び出ているという状況です。

臍ヘルニアの図

臍ヘルニアの詳しい仕組み

生まれてくる前の赤ちゃんのおへそはお母さんとへその緒でつながっている部分のため、皮膚側からお腹の中までへその緒で、基本的には貫かれています。
しかし、生後すぐにそのへその緒は切断され、赤ちゃんは自分で呼吸するようになり、自分の口でミルクを飲むようになっていきます。
そのため、へその緒から供給されていた栄養は不要になり、用済みになります。

生後しばらくはへその緒が赤ちゃんについている状況ですが、へその緒は乾燥して、人工的に切断しなくても自然に取れていきます。
このときに、身体の内部ではへその緒が貫いていた穴を閉じるように筋膜であったり、瘢痕組織と呼ばれるものができて穴をふさぐようになっていきます。

しかし、なんらかの理由でこの穴が塞がっていない状態を、臍ヘルニアと呼びます。(皮膚は塞がっていきます)

ただのでべそ(臍突出症)と、臍ヘルニアは、見た目は似ていても身体の内部の状況は全く異なっています。

臍ヘルニアは主に、赤ちゃんに多い(10〜20%の発症率)です。
また1歳になるまでに95%の赤ちゃんは自然に治ります。
そのため、赤ちゃんの場合の臍ヘルニアであれば、そのまま経過観察をしていくということがほとんどです。

しかし、成人になってから臍ヘルニアになってしまうということもあります。

原因

こまねこちゃん

こまねこちゃん
たよいぬくん、なんで臍ヘルニアになってしまう人がいるの?
たよいぬくん

たよいぬくん
うん、じゃあ子ども(赤ちゃん)の場合と、大人の場合とで分けて説明しよう!

子どもの場合

子どもの臍ヘルニア

5〜10人のうち1人の割合で、赤ちゃんのときに発症する臍ヘルニアの原因は、へその緒がくっついた部分が、きちんと閉じきっていなかったことによるものです。
胎児は、元々はへその緒を通して、母親から栄養をもらっているので、生まれてくるまではへその緒のコネクト部分が閉じていません。
へその緒を切り落としたあとで、徐々に時間の経過とともに閉じていくものですが、これが閉じきらないことによって臍ヘルニアは起こっていきます。

赤ちゃんが泣いたり、いきんだりすることによって、お腹に圧力がかかり、筋肉の閉じていない隙間から腹膜などが押し出されて、飛び出てしまうことがあります。

大人の場合

大人のでべそ

大人になってからの臍ヘルニアが発見される原因としては、3種類考えられます。

  1. 生まれつきの臍ヘルニアを放置していた。
    この場合、子どもの頃の臍ヘルニアが残っているということになるので、子どもが治療するときと同じように手術による治療になります。
    ほとんどの人は、小さいころから臍がでていることを自覚し、最終的に臍ヘルニアかどうかの診断は医師により行います。
  2. 妊娠や出産などで臍ヘルニアになった。
    この場合も、産後にお腹の元の大きさに戻り次第、手術による治療を開始します。
    皮膚も伸びきっている場合も多くあり、綺麗なおへそになるというのが難しいケースもあります。
    医師によるカウンセリングをする必要があります。
  3. 肥満や腹水の貯まる病気になり、臍ヘルニアになった。
    この場合だと、手術を行っても、またすぐに臍ヘルニアが再発してしまうおそれがあります。
    メッシュといってシート状のものでヘルニアの穴を閉じるということも場合によっては行いますが、それよりも大元の原因である肥満でったり、病気のほうの治療が先決です。
    担当の医師と相談しながら治療をすすめていくことをおすすめします。

検査診断方法

基本的には触診によって診断します。
そして、特に問題がないようであれば経過観察をするのが一般的です。
特に、赤ちゃんの場合であれば成人とは異なって、臍ヘルニアは指で圧迫をすると、飛び出した腸管は簡単に元に戻すことができるため、でべそ(臍突出症)ではなく臍ヘルニアであること確定することができます。

臍ヘルニアは病気の診断になりますので、医師が診断をくだすことになります。

小児の場合であれば、臍ヘルニアとして扱って手術をしてくれる場合がありますが、大人の場合は、臍突出症(でべそ)として健康上の病気の範囲にならなくなる可能性もあります。

以下のような状態が、臍ヘルニアと診断される可能性があります。

  • 臍の中を指でおさえてみると、ヘルニアの穴の淵を輪っかのように触れることができる場合
  • 泣いたときなど、お腹に力が加わった状態のときに、へそがふくらみ、その他は収まる場合

対処方法

2歳以下の赤ちゃんの場合

診療してもらうクリニックによっても変わってきますが、大体1歳半〜2歳以下であれば経過観察をまずします。
というのも、放置していても赤ちゃんの臍ヘルニアであれば90%は自然に穴が塞がるからです。
そして、風貌もでべそに見えなくなります。
基本的には、緊急を要するような状態でなければ、そのまま経過観察をしていても悪化するような病気ではありませんので、無駄な全身麻酔であったり手術を回避するためにも、まずはあせらずに経過観察をすることがほとんどです。

近年は圧迫療法といって綿などを臍につめて圧迫するという治療方法が用いられることもあります。
早く治るとか、綺麗な形になると言われております。
しかし一方で、あまり綺麗な形にならないだとか、圧迫のテープによって皮膚が逆にかぶれてしまうから用いることを推奨しないドクターもいます。

ともあれ、圧迫療法をはじめる場合でも、新生児の状態で早めにはじめたほうが皮膚の治りもよいでしょう。

2歳以上の子どもの場合

2歳を超えてしまった場合は、自然治療でようなることは稀になってきます。
そのため、手術をして治療するといった手段をとります。
放置しても問題になることはごくごく稀のため、そこまで急ぎを要するものでもありませんが、個人的には小学校入学までには治療をしたほうがよいのではないかと思います。

理由として、

  • 小学生になると、自我も育ち、周りとの違いを意識し、でべそにコンプレックスを抱く可能性があるため
  • 未就学児に受けられる医療費助成制度があるため、小学校入学までは手術が格安で受けられる可能性があるため(自治体によっても多少異なります。)

小学校に入るまで臍ヘルニアに、本人が気づかない場合もありますが、本人が気づいて意識をした場合は、手術を検討してあげるといいでしょう。

大人(成人)の場合

大人の場合も、基本的には対処方法としては手術をするのですが、特殊な原因の場合であれば違う対処が必要な場合があります。

詳しくは、上記の「原因」のところを参照してください。

治療方法

でべその治療

2歳を超えた場合は、自然に治るということはまずほとんどありません。
そのため、治療するのであれば手術による治療しかありません。
手術の目的は、ヘルニアの穴を閉じることになります。
細かい手術法は、医師の判断になりますが、大きく分け、傷が臍の中だけに収まる「臍内法」と、傷が臍の外にまで伸びる「臍外法」とがあります。

多くのクリニックでは「臍内法」を用いて手術をします。

小児期に行う手術であれば、一部「臍外法」を行うクリニックもあるかとは思います。

麻酔について

小児の場合だと、全身麻酔をします。
手術中にじっとしていられる年齢になると局所麻酔による手術もできるようになってきますが、成人でも大きな臍ヘルニアであったり、ヘルニア嵌頓と呼ばれる場合のものであれば、全身麻酔で手術をする必要があります。

ヘルニア嵌頓とは?

ヘルニアの内容がヘルニア門より出っぱなしになって戻らなくなってしまった状態のことです。
出っ張った腸や内蔵などが出口で絞められ血液の循環が悪くなると、最悪腸や内蔵が壊死を起こしてしまい、命のかかわる大事態となることがあります。
痛みがある場合には、一刻も早く脱出したヘルニアを戻してあげる必要があります。

ヘルニア嵌頓

入院について

小児期は、入院をすることが必須(基本)となっていましたが、年齢や他の病気の有無であったり、通院時間などを考慮し、一定の基準に達していた場合は日帰りで手術をすることができるクリニックも増えてきています。

日帰り手術といっても、形式上1日分の入院として扱われる場合もあります。
大人の場合は日帰りと、入院と、両方のケースがあります。

費用について

大人は3割負担の場合が多いですが、小児では乳児医療育児医療の制度が適応できることがあるので、割安で手術することができます。
また、適応外の場合もありますので、詳細に関しては各自治体にお問い合わせ下さい。

育児・乳児の医療助成制度

また、大人の場合であると、臍ヘルニアとしてではなく、臍突出症(でべそ)として扱われる場合、美容クリニックなどでの自費診療となるので、10万~30万円ほどの費用がかかります。

治療のリスクとその後

大きなリスクはほとんどありませんが、小さなリスクとしては以下のようなものがあげられます

  • 傷が残る
  • まれに傷口から他の感染症を引き起こす可能性がある
  • 形が自由にできない
  • 稀に臍ヘルニアの再発のリスク

まとめ

臍ヘルニアは、臍突出症(普通のでべそ)と違って、保険治療の効く手術です。
健康上に多少のリスクがあることは間違いありませんが、そのまま放置していても、臍ヘルニア嵌頓になるという確率はあまり高くありません。
何の問題もなく一生を終える人のほうがほとんどです。

しかし、病気として扱われますので、気になる人は医師に相談をしてみてください。
見た目上の問題から、子どもが思春期を迎えてからコンプレックスに感じることも多いので、子どもがでべそを気にしているようでしたら、一度クリニックに相談にいってもいいでしょう。

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